
大きめな車ってフワフワしてて、やっぱり酔いやすいのかな?
「SUVに乗ると酔いやすい。」最近、そう感じる人はかなり増えている。
特に後席。
・子供が酔う
・家族が酔う
・長距離で気持ち悪くなる
こういう話は本当に多い。
しかも不思議なのが、高級SUVでも起きること。価格が高い=酔いにくい、ではない。実は車酔いには、「高級感」よりも重要なものがある。
それが、視界と体の動きのズレだ。
今回は、SUVやミニバンで酔いやすくなる理由を、「重心」「揺れ」「視界」の関係から整理していく。
SUVは「背が高い」ことで揺れやすい
まず前提として、SUVは重心が高い。
つまり車体の上側に重量がある。するとカーブや車線変更で、横方向へ揺れやすくなる。これを「ロール」と呼ぶ。
もちろん最近のSUVはかなり進化している。だが、物理法則そのものは消えない。背が高い車は、低い車より揺れやすい。
特に大きいSUVや3列ミニバンでは、その傾向がかなり強くなる。つまりSUVは、「見晴らしの良さ」と引き換えに、揺れを抱えやすい構造でもある。
酔いやすさは「揺れの量」だけではない
ここが重要だ。
実は車酔いは、単純に揺れが大きいだけでは起きない。問題は、目と体の情報がズレることにある。例えば、体は横へ揺れているのに、視界情報が追いつかない。
すると脳が混乱しやすくなる。特に後席では、このズレが起きやすい。前席は道路や進行方向が見える。
だが後席は、横窓やシートしか見えない場面も多い。つまり「今どっちへ動いているか」が把握しづらい。これが酔いやすさへ繋がっていく。
柔らかい足回りほど酔う場合もある
意外かもしれないが、「乗り心地が柔らかい車」ほど酔いやすい場合もある。理由は単純で、揺れが長く続くからだ。フワフワした足回りは、一瞬の衝撃は柔らかく感じやすい。
ただし、その後にユラユラと残る動きが増える。すると脳が揺れを予測しづらくなる。
逆に、少し引き締まった車は揺れが短く終わる。つまり「柔らかい=酔いにくい」ではない。ここはかなり誤解されやすい。
3列目が酔いやすいのは理由がある
ミニバンや大型SUVの3列目で酔いやすい人は多い。
これは後ろ側ほど、車体の動きが大きくなるからだ。特に段差通過時。
後端側は上下動が増えやすい。しかも窓位置も高い。すると視界情報が不安定になりやすい。さらに3列目は空調も弱くなりやすい。
つまり、
・揺れる
・暑い
・視界悪い
これが重なる。だから酔いやすくなる。
酔いにくい車は「揺れ方」が自然
酔いにくい車は、単純に硬いわけではない。重要なのは、「動きが予測しやすいこと」だ。
つまり、
・急に揺れない
・遅れて揺れない
・変な二度揺れをしない
この辺がかなり大きい。
人間は、予測できる動きには比較的強い。逆に、タイミングがズレる動きに弱い。だから車酔いは、単なる快適装備ではなく、「車体制御の質」もかなり関係している。
まとめ|酔いやすさは「視界と揺れ」のズレで決まる
SUVが酔いやすいのは、単純に「車が悪い」からではない。
背が高く、揺れやすい構造。そこへ視界や座る位置の問題が重なる。特に後席では、視界と体感がズレやすい。
だから脳が混乱し、酔いやすくなる。逆に言えば、酔いにくさとは「揺れない車」ではなく、揺れ方が自然な車とも言える。
人は視覚と三半規管の情報が一致しないと違和感を感じやすく、それが強くなると酔いとして現れる。
最近のSUVは本当に快適になった。だが物理法則そのものは消えない。「高い視点」と「揺れやすさ」は、ある程度セットでもある。
だから車選びでは、スペックだけでなく、「体がどう感じるか」もかなり重要になる。


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