意外と分かりにくい「普通のステッカー」と「カッティングステッカー」の違い。
どちらもステッカーではある。けれど、貼ったあとの見え方はかなり違います。白い台紙ごと貼るのか、文字やデザイン部分だけが残るのか。その差で、車に貼ったときの馴染み方は大きく変わります。
まずは、漫画でざっくり見てみましょう。



カッティングステッカーは、デザイン部分だけが残るステッカー
専用のカッティングマシンでフィルムを切り抜き、不要部分を除去してから転写する構造になっています。
これは印刷された四角いシールをそのまま貼るものではありません。デザイン部分だけをフィルムから切り出し、不要な部分を取り除いたうえで、文字やマークだけを車体に転写するタイプのステッカーです。
そのため、貼ったあとに白い台紙や余白が残りにくく、車のボディカラーをそのまま背景として活かせます。黒いボディには黒いボディの空気感が残り、白いボディには白いボディの軽さが残る。ここが、通常のステッカーとの大きな違いです。
普通のステッカーとの違いは「余白の残り方」
通常のステッカーは、デザインの周囲に白フチや台紙部分が残ることがあります。もちろんそれが悪いわけではありません。ステッカーらしい存在感を出したい場合は、通常のステッカーの方が分かりやすいこともあります。
印刷ステッカーは「面を貼る」カッティングは「形を置く」という違いがあります。
ただ、車のボディに貼る場合は、その白フチが「貼ってある感」につながりやすい。ボディの色とは別の面が一枚乗るため、良くも悪くもステッカーの存在が前に出ます。
一方で、カッティングステッカーは文字やマークだけが残るため、ボディそのものにデザインが入ったような見え方になりやすい。目立たせるというより、車の面に自然に馴染ませたい場合に向いています。
ステッカーを「貼る」だけで終わらせず、車体の面に馴染む小さな外装パーツとして考えるなら、素材とデザインの両方を見て選ぶ意味があります。
車に貼るなら、耐候性と素材も見ておきたい
車外に貼るステッカーは、室内用のシールとは条件が違います。紫外線、雨、洗車、温度変化にさらされるため、見た目だけでなく、素材の安定性も重要になります。
CRAFT WORKS TOKYOでは、屋外使用を前提とした ORACAL 651 を使用しています。車に長く貼る前提なら、デザインの良し悪しだけでなく、剥がれにくさ、劣化しにくさ、ボディに馴染む質感まで含めて見る必要があります。
安く短期間だけ楽しむステッカーなら、選択肢はかなり広い。けれど、車の外装にしばらく残すつもりなら、素材の差はあとから効いてきます。
貼るときは、脱脂・乾燥・温度・圧着が基本
カッティングステッカーは、貼る場所の状態で仕上がりが変わります。汚れや油分が残っていると接着が弱くなり、湿気が多い日や寒すぎる日はフィルムがうまく馴染みにくくなります。
基本は、貼る場所をきれいにする。しっかり乾かす。寒すぎる日を避ける。位置を決めたら、急がずに圧着する。この順番です。
特別な作業に見えるかもしれませんが、難しいというより、雑に進めると差が出やすい作業です。慎重なくらいがちょうどいい。
カッティングステッカーは、車に馴染ませるための選択肢
カッティングステッカーの良さは、ただ目立つことではありません。白い余白を残さず、ボディカラーを活かしながら、必要な文字やマークだけを置けることです。
大きく主張するのではなく、車の面に自然に馴染ませる。ステッカーを後付けの飾りではなく、小さな外装パーツとして扱う。そういう貼り方をしたいなら、カッティングステッカーは相性の良い選択肢です。
関連商品
車に馴染む小さなサインとして選ぶなら、白フチを残さず、ボディカラーを活かせるカッティングステッカーという選択肢があります。
関連シリーズ
関連記事
貼る前に知っておきたい基本、貼った後に気になる耐久性、そして安価品との違いまで。カッティングステッカーを選ぶ前に、あわせて整理しておきたい3本。
0件のコメント